羊羹とナイフ

日々の記録。毎日1000文字くらいの日記を書くのが目標

お酒が好き

仕事が終わって、あー今日は大変だったな、なんかいいもの食べて帰りたいな、と思っても、こういうご時世だからどこもお酒の提供をしていなくて困ってしまう。

からしかたなくスーパーやコンビニでお酒とお惣菜を買って帰るんだけど、家で飲むとどうにも欲望にストップが止められず、買ったものを全部食べても家にあるものをどんどん探して食べてしまう。

こうやって振り返ってみると思っていた以上にお酒が好きだったことに驚かされる。

お酒が好きなのは自覚していたけど、お酒がないなら外食をあきらめようと考えるほどまでとは思っていなかった。

もともとお酒を飲みに行ってもたくさん食べてしまうたちだから、お酒がなくても外食自体は楽しめる人間だと自分の事を思っていたけどそうではなかったみたいだ。

 

でも、お酒を飲みながら食べるのが好きとは言っても、お酒と食べ物の相性はそんなに考えて選んでいない。

ラーメン屋さんだったらビール、サイゼリヤだったらワインを選ぶくらいはするけれども。

基本的にはごくごく飲めるお酒が好きで、ウイスキーのロックなんかはどう飲んだらいいのかわからない。

 

お酒と食べ物の組み合わせについて考えるといつも、西加奈子の「ごはんぐるり」で、昔はなんでもかんでもビールを合わせていたけれど中華料理屋さんでカニの辛味あえと紹興酒の組み合わせを試したのをきっかけに料理に合うお酒という概念に目覚めた、という話を思い出す。

そして私もいつかそういうマリアージュを敏感に感じ取れる人間になりたいなあ、とも思う。

 

そのためにはやっぱり外食産業が復活して手軽にいろんな料理とお酒の組み合わせが試せるようにならないといけないと思うので、はやくこの状況が落ち着くことを願わんばかりです。