羊羹とナイフ

日々の記録。毎日1000文字くらいの日記を書くのが目標

いくつになっても人生巻き返せると思っていたい

TSUTAYAのコミックレンタル会員(1回5冊まで、月に何回でも借り放題で返却期限なし!)になったので最近漫画をたくさん読んでいます。

 

そして最近よかったのがこちら。

まだ一巻しか読めてないけど……。

 

主人公、笛吹新は40歳。仕事ではもともと売り場で接客をしていたのが、「姥捨て」ということで倉庫の裏方の部署に回され、恋人にも振られてしまい、人生が少し行き詰っているような状況。

そんな中で、ふと見かけた「ホステス募集(40歳以上から!)」の張り紙をきっかけに、高齢バーで二足のわらじで働き始めるというストーリー。

お店の平均年齢が70歳だから40歳の新はその中ではひよっこ扱いで、外の世界ではオバサン扱いされるのにその中では若者としてかわいがられる心地よさとか、でも舞台は高齢バーで若さを売りにしている場所だから(今はちやほやされててもいずれは……)って自分の老いを恐れたりしなくていいのが読んでてストレスがないです。

そういう環境の中で懸命に働く新が、昼間もおしゃれをするようにしたり顔つきも明るくなったり、だんだん前向きに生活をしていけるようになっているのも勇気をもらえていいです。

そしてそんなストーリーの合間に、それぞれのママの過去のエピソードだったり、お店を開いたジルバママの生い立ちが徐々に明かされる構成なのも飽きずに読み進められていい感じ。

(飽きずにってのも変な言い方だけど、いろいろな人の人生を一つの漫画でのぞき見できるのはなんだかお得に感じる)

 

自分も最近キャリアの事でちょっと悩むことがあったんだけど、新のように動くことで(元居た職場でのキャリアアップではないにしても)いくらでも人生を輝かせられるんだなーと勇気をもらえました。